食事動作を支える食器台の製作

 障害者支援施設の職員から「利用者は脳性麻痺で震えがあり、食事時にスプーンですくう動作や口に運ぶ動作に苦労しています。他の利用者の使用している手作り食器台を借りたところ、うまく食事をとることができたので、同様の食器台を作っていただけないでしょうか。」とご相談がありました。
 そこで、食器を傾けて置くことができる食器台を製作することにしました。

食事動作を支える食器台の製作

製作した食器台の外観

材料リスト

ベニヤ板(240×200×9mm)
2枚
木材ブロック(200×50×18mm)
1個
6か所
滑り止めゴムシート(240×200mm)
1枚
塗料およびニス
適量

材料費

1,000円程度

作り方

 食器を置く面積に合わせてベニヤ板を2枚切り出し、食器がずれないよう高台がはまり込む穴を開けた板と、土台となる板を組み合わせました。両板の間は木材ブロックで支え、釘で固定しています。
 最後に、全体を塗装し、ニスで仕上げました。

他の利用者が使っている手作り食器台

他の利用者が使っている手作り食器台

工夫した点

 利用者が使用する食器の高台部分に合わせて、ベニヤ板に穴を開け、食事中に食器台がずれないよう、土台板の裏面にはゴム製の滑り止めを貼付しました。
 また、食材をこぼして食器台が汚れる可能性を考慮し、拭き取りやすく清潔を保てるよう、塗装およびニス仕上げを施しました。
 塗装については、他の利用者と区別しやすいよう、色を変えて仕上げています。

使い方

 食器台に食器を置き、職員がその中にごはんやおかずをよそいます。利用者は左手で柄の太いスプーンを握り、自分ですくって食べることができます。傾斜をつけたことで食材がすくいやすくなり、こぼす量も減少しました。
 また、利用者の姿勢に応じて、食器台の傾斜角度だけでなく、トレイ内での配置を調整することで、よりスムーズにすくえるようになりました。

普段の食事時の様子

普段の食事時の様子

食器台を使用している様子

食器台を使用している様子

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