障害者支援施設の職員から「利用者は脳性麻痺で震えがあり、食事時にスプーンですくう動作や口に運ぶ動作に苦労しています。他の利用者の使用している手作り食器台を借りたところ、うまく食事をとることができたので、同様の食器台を作っていただけないでしょうか。」とご相談がありました。
そこで、食器を傾けて置くことができる食器台を製作することにしました。
製作した食器台の外観
1,000円程度
食器を置く面積に合わせてベニヤ板を2枚切り出し、食器がずれないよう高台がはまり込む穴を開けた板と、土台となる板を組み合わせました。両板の間は木材ブロックで支え、釘で固定しています。
最後に、全体を塗装し、ニスで仕上げました。
他の利用者が使っている手作り食器台
利用者が使用する食器の高台部分に合わせて、ベニヤ板に穴を開け、食事中に食器台がずれないよう、土台板の裏面にはゴム製の滑り止めを貼付しました。
また、食材をこぼして食器台が汚れる可能性を考慮し、拭き取りやすく清潔を保てるよう、塗装およびニス仕上げを施しました。
塗装については、他の利用者と区別しやすいよう、色を変えて仕上げています。
食器台に食器を置き、職員がその中にごはんやおかずをよそいます。利用者は左手で柄の太いスプーンを握り、自分ですくって食べることができます。傾斜をつけたことで食材がすくいやすくなり、こぼす量も減少しました。
また、利用者の姿勢に応じて、食器台の傾斜角度だけでなく、トレイ内での配置を調整することで、よりスムーズにすくえるようになりました。
普段の食事時の様子
食器台を使用している様子
なごや福祉用具プラザでは福祉用具の製作・改造を通じて、ご本人やご家族等の生活を豊かにするお手伝いをします。お気軽にご相談ください。